お豆椅子

2011/05/10 by


もうすぐダイニングチェアが完成です。
自然に削りうまれたカタチは、なんだかお豆の背もたれとなりました。


兵庫県三木市のIさんから、
ゆったり座れて持ち運びが軽い椅子、とのオーダーを頂きました。

↑ご結婚当時から使われていた椅子は、超ゆったりでとっても座り心地がいいんです。
でも持ちにくくて重たいことが欠点とか。
重たいので運ぶときにぶつけかけたり、ほぞが抜けてきたり、
お孫さんも生まれて遊びにも来られるし、そろそろ買い替えようかと。
愛着がある椅子、その座り心地をそのままに!、です。


けっこうコンパクトな椅子ばかり作っていた私。
これは悩みました〜。
「まさしさん椅子」の背もたれと座面のR(カーブ)を強くし、先ずモデル制作。
京都好きなIさんご夫妻が、確認にも来てくださりました。
ありがとうございました!

最後に、この椅子の表情を作る背もたれに入ります。
先ず、15ミリのウオールナットを樹輪舎京都さんに曲げてもらい、
(さらっと書きましたが、曲げるのって大変なのです!すごいです。)
それを自分好みの形に削り出しました。
椅子にとりつけ、コクタンでお目目をつけます。
背中の感じを確認しながら最後は慎重に削り磨きます。

自分の手の赴くままに作り始めた作品としてお豆スツールがあります。
気がつくと、この背もたれもお豆みたい。

こちらの椅子も「お豆椅子」と名付けようかな。
あ、でもふたばっぽくもあるなあ。
次はもうすこしふたばっぽくしようかな。
板を面で使うと表情がでて触りたくなりますね。
そうなりますように、、。

さあ、もうすぐ完成!
あと一息丁寧に心をこめて。

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