Yさんの事務所テーブル

2004/09/19 by

大阪のY鉄工所の事務所テーブルが完成。
ナラの木に拭き漆仕上げです。鉄工所の機会っぽく?
ちょっとガチーンとしたデザインです。


。。。
テーブル/ 大阪市
W1500 D480 H600 H500
ミズナラ
拭き漆仕上げ


ドンとした天板が少し浮いているところがポイントです。
それからテーブルの下の軒下のようながっしりした作り。
私は田舎の家の軒下を見合げるかんじが大好きでした。
雨宿りやら、縁側での昼寝やら… 少し脱線しました。

鉄工所を営むYさんの会社ですが、大きいながら実に精密な機械を作られています。
そんなイメージから、力強いけれど、
和束に浮いた天板が緊張感をだせないかなあと思い制作しました。
すっきりとかっこいいかんじになったのではないでしょうか。

また、非常に木目が美しい仕上がりになりました。
自分が予想していたよりもずっと木目が生きたんです。
うるさいわけではなくてかっこいい。

このナラは木材屋さんに行って「あ、これ!」という第一印象で決めた木。
木を選ぶには、もちろん「経験」と「知識」が必要なのですが、
「感」も重要だと思います。
私は「感」によく助けられます。
「運命的な」出会いとも思います。
「ぴん」ときたら感じたのなら、衝動的に買って失敗してしまっても
なかなか後悔はないものです。
でも、力のぬけたなんとなくの「感」のほうが成功率は高い。

学生のころ、一時期「木のもつ力」に負けたくなくて、
なるべく安く木目もなく、下地につかわれたりする木で、
制作をくり返す時期がありました。
でも、今は素直に
「いい木はいいんだからそれをみせたらいいし、
それぞれの木のいいとこ引き延ばせばいいかな」
とすんなり考えられるようになりました。
といっても、まだまだほんと木は難しい。
それを見分ける木材屋さんはすごいです!

■材について
ミズナラ 【水楢】 japanese oak
ブナ科の広葉樹。北海道に多く、心材は灰褐色で柾目面に斑/ふ(左)が現れる。
木質は重硬。板目面(右)は木目が力強く、柾目面は優しい表情を見せる。
家具材、ウイスキー樽、曲げ木、フローリングなど用いられる。

ミズナラはほとんどが北海道産なので、国産品は「道材のナラ」と呼び、
外材(外国材)をオークと分けています。 道材のほうがち密さがあります。

2003年 デザイン/トダナオミ

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