ドリームボックス

2006/10/05 by

おもちゃの名前はドリームボックス。
こどものおもちゃとして遊んだあとは箱として使ったり、
タイヤを取って、本棚に。。。おもちゃとしてだけでなく、
一生使ってほしいというお母さんの思いから形になりました。


。。。
ドリームボックス W480 D236 H314
タモ、(埋木部分、けやき)、木固め剤、オイルフィニッシュ
2006年/企画ドリームボックス+ヤベナツコ

私、ヤベナツコが東京のお店にいた頃、
「合板で作った自作のおもちゃを無垢で作ってもらえませんか?」
と図面を持って、お店に来られてから3年…。当時のお店では企画されたものを作
るというのはやっておらず、私が個人でやり始めてからようやくできました!気がつ
くと3年…。お待たせしました。

箱にはタイヤが4つ。蓋が付いてあります。こどもがまたいで乗って車に。
ふたにも穴が開けてあり、箱にも穴が開けてあり、ひもを通して電車にしたり、木の
棒を挿して輪投げをしたり、さまざまな遊び方ができる知育玩具。
蓋を開けると、小さな箱がまた入ってあり、その箱を取り出して裏返すとこども椅子
にもなります。普段はおもちゃを入れるのかな?
サイズも一番こどもに合うサイズに、と細かにお母さんが設計されたもの。
お母さんの思いがこもった、世界にたったひとつのおもちゃです。

実は制作の際、開けなくてよい場所に穴を開けてしまいました。これをどうやってカ
バーしようかと、アトリエメンバーにも助言をもらい、意匠を凝らした部分が赤い色
の丸です。ちょっとおめめみたいにも見える。けやきの中に更にタモが入っています。
最初は開けてしまった穴にどうしよう〜…となっていたのですが、これが埋めていく
のが楽しくなってきてしまい、熱中してつくっちゃいました。オイルを塗るのも楽し
みになります。

できあがって、無垢で作る豪華さに自分でもちょっとびっくり!やっぱり木で作ると
ぜんぜん違うクオリティーに仕上がりました。
木のメンテナンスもこどもと一緒にしたい!ということで、メンテナンスの方法も一
緒に送らせてもらいました。木のことをちょっとでも知って楽しんでもらえたらなと
思います。
おもちゃが末永く愛されますように。。。

おもちゃということもあって、ケガに繋がることもあるかもしれないので、当初お断
りしたのですが、今回だけ最初で最後に作るということで特別に制作させていただき
ました。楽しい制作になりました♪
ハラハラドキドキもありましたが。結果、けやきのおめめは大好評でした。余った材
料でボタンにして、お客さまにプレゼントさせていただきました。感激のお手紙まで
いただいて本当にありがとうございました。
人との出会い、これからも大事にしていきたいです。

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