学校

2006/06/29 by


椅子って、ほんとに難しい。。
椅子とテーブルを作る事が多い私ですが、
君たちと同じように、日々、勉強して、反省して、作ってます。。

角材数本と曲げベニア一枚で、どんな椅子ができるのか。。
大学の環境デザイン学科の非常勤になって4年目になりました。


一回生の2課題目は「椅子」。

なんやかやと、へとへとになりながら無事合評をむかえることができました。
合評の日はやっぱりいいものです。
一生懸命やったもの、なまけたもの、そこそこだったもの、
思いのほか評価されずに落ち込むもの。評価は、まあ、そう気にしないで。
他者の作品を見よう。いいものを見よう。

そういえば、私の尊敬する木工の先生が、初めての授業で話してくれたこと、
ぽつりと思い出します。
「工芸ってものは、素材を選んだことからはじまるんですね。
この素材をなんとかしようと、苦しんで、もがいて、もがいていくこと、それが、作ることなんですよね、、」みたいな話でした。
そのころ何もかもが楽しくてしょうがなかった自分にとっては、
「はて、好きな木を触って、好きな形を作って、苦しむ??」と呑気なものでした。
今は、あのころよりは少し、年を重ねたので、、、深みにはまってます。

2、3、4回生へと進んでいる生徒たちに、たまに出会って「どう?元気?」と聞くと、
「もーー!めちゃくちゃ大変!」「ほんまに苦しい」といい笑顔。
ああ、それは、ほんとによかった。

私も、もがきながらも「楽しむ」気持ちは変わってません。
お互いがんばりましょう。

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