新婚のKさんの椅子を納品。
座面の色見、いろいろ悩んで相談して、お二人で決めて下さったからですね。
チェリーと爽やかな緑色がぴったりです。
お二人とお家の雰囲気にもぴったり。ほっとする瞬間です。
しかし、、!
手直しがありまして、後日もう一度お届けに伺うことに。
納品直前に前足上部にヒビが入っている事に気がついたのです。
場面に応じてデザインは変えますが、私は椅子の座面の落とし込みを、好んで用います。
そのほうが椅子全体がシャープに見えてすっきりした雰囲気になるからです。
その座面をきつく作りすぎていたようで、
はめ込むときに斜めの歪んだ力をかけてしまったようで、、、
前足の部分にヒビを入れてしまったのです。
布を張った座面を入れるのは最後の最後。
それまでどうもなかったので、その時の出来事のようです。
最後になるまで気がつかなかったのです。
なんともかんとも。。
そんなことでヒビをいれるとは、、なのですが、
今までそこで失敗したことはなかったので、少々きついくらいがいいと思っていた事が
間違いだったようです。
初心に帰って、作業過程を見直したいと思います。
Kさん、組み直した椅子をお届けにあがるまでは、その椅子をばんばんお使いください。
「我が家にぴったり!」と、お二人に喜んでいただけたことが何よりですが、、。
改めて、出直します!
いえ、難しいところではそうないはずなのに、小さな気のゆるみがそういったことにつながるんですね。
ああ!こわい。
素敵な絵にもヒビがはいりませんように、、。
でも、絵は、特に湿気で変化しそうですけれども。
ゆるみは禁物。むつかしいもんですね。
でも、くるくる椅子、元気でよかったです〜。
むずかしいもんですね。
日本画の場合も、絵具とにかわの加減や支持体の張り具合、気候によっても割れにつながったりすることがあるんです。
くるくる回る椅子は今もうちで快調ですよ〜