キンモクセイのころ

2007/10/12 by


ここ数日、町を歩いているととどこからともなく良い匂いが流れてきませんか?


私はアロマなどには全く詳しくないのですが、
人間(動物)は「匂い」に対しての記憶って強いんだろうなあ、と思います。

このキンモクセイの匂いがすると、小学生のときの登下校の道を思い出します。
特に雨上がりの日の匂い。
登下校の集合場所の角にある、
上級生のトオルくんの家の庭に植わってました。
あの時はキンモクセイだとは知らなかったし、
その匂いを懐かしいなどとは思っていなかったけれど、
何十年もすぎた今日、
夫とジズーとのんびり散歩をする道すがら、
以外とキンモクセイが植わっている家が多いことに驚き、
この匂いを懐かしく、いとしく思うのでした。
またこの小さな花たちが散って道にちらばってる様も、
星みたいできれいなのです。
紫陽花もそうですが、
木や植物は、満開の時期をすぎると、
姿を隠すというか、ほんとに気がつかなくなるものなのですね。
いつも見えているはずなのに気がつかない。
勝手なもんです。

大学の樹木の先生が、
「木を知りたいと思ったら、先ず一冊お気に入りの樹木の本を買う事ですね。」
とおっしゃてたな、、。

。。。
さて、そんな10月のある日。
今日はサイドテーブルを納品にいってきました。

テーブルとお豆スツールをお求めいただきました。
お豆スツールの一番の使い道は、作品の展示。
Hさんは本の装丁をされていて、
その撮影などのために、ぴんとくるものを探されていたとか。
以前にも別の方にそういってお求めいただいたことがありました。
意外な使い道と思っていましたが、あまり意外ではないのかもしれません。

テーブルはサイドテーブルといいますか、
本来お使いのテーブルのサイズにあわせ、新聞を広げたサイズの机。
家族の集まりなどで人数が増えたとに付け足すためのもの。
ぴったりでした。ほっ。
日頃はHさんの書斎机にもなるでしょうか?
椅子や奥に見える家具はお客様のもとの持ち物。

ちょっとした隙間に入り込めた、気持ちのよい時間でした。
お喜びいただけて何よりです。

それではまたいつの日か!
皆様お元気で。

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