おこめてーぶる

2012/01/16 by


昨年末やっとこさ、Iさんにテーブルを納品!
自然光の柔らかい、アトリエ件住居のおしゃれなお家に、
ウォールナットのテーブルが、浮くことなくうまくとけ込んでくれた模様です。ほっ。
最初のご要望は、「お豆テーブルで」だったんです。
お家があまりにすっきりしているので、
テーブルだけは何か有機的なものであってほしいと。
Iさん自身、ご活躍中の絵描きさんでして、
作品としても、しっかり力を注ぎ込んだものにしたく(毎回そうなのですが、、!)
あーでもない、こーでもない、と長らくお時間頂いてしまいました。。

そしてプレッシャーの中完成したこのテーブル!
お豆じゃなくなって、お米がモチーフに(笑)。
楕円形の四角テーブルの一角を削った感じです。


お豆の形を何度も練り直したのですが、
Iさん、お家、ソファとのイメージにどうも繋がらずまとまらず。。
かなり悩みました。

ソファが変わったとしても、
テーブルだけで独立するものであってほしいとのことだったので、
途中から変形型ソファは意識しないことに。

そしてできあがった「おこめてーぶる」(と名付けてみました)!
テーブルの一角が削れていること、
これがこのテーブルのポイントであり、面白い使い方ができるところかと思います。
何か足りない部分があるから、面白い。
人生みたいですよね!

そして、足は表情豊かに楕円に削り出し、
天板が浮いているようなかわいらしさを演出。
足のちら見せなのがポイントです。
また、天板を触ったときの手触りが心地よいように、裏をこだわってます(笑)。
うえとのカウンターもそうなのですが、
人って、天板の上も触りますが、
「わ〜いいねえ!」といいながら、天板の裏もさわさわ触るんです。
これってきっとかなりの癒し効果。
見えないところって重要ですね。

テーブルは四角いものがほとんどだったので、
今回のように、自由な形を削り出して作ったのは久々。
作品としても、今後取り組んでいきたく思いました。
Iさん、このような機会をありがとうございました!

何かと癖があるテーブルかもしれませんが、
どうぞご愛用くださいね。
次回、忘れていた焼き印を押しにいきます=
(テレビ台もう少しお待ち下さい!)

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