出産が近づいてきましたので、お休みに入る前に、
生徒さんから作ってみたいとリクエストが多かった「木の時計の会」を開催しました。
ぽちブローチでおなじみの、象嵌という技法を用いてデザインしました。
それぞれに素敵な時計できました。ゆっくり時を刻んでくださいね。
11月後半出産予定ですが、
いつから産休をとるかはまだ未定で、動ける限りはと思ってます。
まだお仕事が、、
さて象嵌とは、「一つの素材に異質の素材を嵌め込む」と言う意味で、
金工、木工、陶 などの象嵌があります。
potitek/ぽちてっくの「ぽち」は、点、「ぽっち」という意味が込めてあるので、
「ぽっちで時計作り」は、まさにぽちてっくらしい作業という訳です。
先ず材料として、ぽちてっくで時計版に12穴をあけたものをご用意。
そして色の感じを見るためにも、自分の使う木の切り落としで象嵌の練習からスタート!
象嵌用にブビンガ、メープル、ウォールナット、チェリー、ケヤキ、しんちゅう、アルミをご用意。
木のほうは四角棒なので小刀で削ってください〜。
使わない木も、堅さや色の違いを感じるいい機会なのでなるべく全部チャレンジ頂きました。
このお陰でみなさんかなりイメージをつかむことができましたね☆
方針が決まったら、穴に入るように削って(磨いて)ボンドをつけて入れ、カットします。
木によって、金属によっても堅さが違います。ヤスリ頑張ってください!
12個好みの色にうめられたら、
角をカンナでお好みに削って、さらにペーパーを全体にしっかり当てつるりとさせます。
それからオイルを塗ってしっかり盤を完成させてから、ようやく仕上げの針の取り付けへ。
針は非常に繊細なので、入れた後にはずそうとすると壊れたりします。
なのでしっかり仕上げてから臨みましょう〜
ドキドキワクワクの瞬間!
木目の表情や象嵌の色の違い、
面の取り方で少しずつ、シンプルながら確かにオリジナルな時計が出来上がりました☆
お疲れさまです!
ちょっと宿題が残ったかたは、仕上げはしっかり盤を完成させてからですからね〜。
定期講座のいいところは、
だんだん生徒さんの木の好みがわかってきて、
○○さんには、こんな木目がいいかな〜とか、
きっとこんな感じをアレンジしてくれるのでは?と、
コラボ的に作品作りができるところ。
毎回そうぴたりとリクエストに答えることは難しいのですが、、
たまたまの木との出会いも大事にしてほしいと思ってます。
自分で全部完成させるのももちろん好きですが、
生徒さんの手による、作品の変化の様子、驚きを見守ることが好きなんだな〜と思うのです。
そして生徒さんの声によって、
自分も新たな作品作りにチャレンジしてみよう、と動かされ励まされてます。
いつもありがとうございます☆
さあ、あなたの時計、お好きな場所へ飾ってください。
ささやかに毎日おともします。