2001年ごろから、我流でかれこれカトラリーなどのスプーン教室は続けていますが、
自分がスプーン作りを学びに行くことは初めてでして。
いよいよスタートです!
グリーンウッドワークは、身近な森から生の木を伐り出し、人力の道具で割ったり、削ったりして、
小物や家具を作る木工のこと。電気を使わないんです。
会場には道具がたくさん並んでいました。
1枚目の写真はカバーつき、上ははずしたところ。それぞれに可愛い。
朝、10時。
グリーンウッドワークの歴史のお話の後、会場脇の林の木を先生が切ってくださりました。
毒性がなければ、材料の木はなんでも良いとのこと。メモ。
(これくらいの大きさの木なら田舎の父の山にあるかもしれない!)
のこぎりで少し長めに切り分け、切り目を斜めに2箇所入れます。
あとは木の繊維に沿って、ひたすら斧で落とし、あらかたのスプーンの形にして行きます。
ザクザクっと心地よい斧の音が。
私は細くて木の枝がちょうど曲がっている部分を使ったので、他の方よりも削る量が少なかったのですが、
皆さんかなりの量を斧で落とされていました。
これは結構重労働。でも生木だから柔らかいんです。
あらかたの形が作れたら、次はスゥエーデンの小刀でどんどん削ります。
これも、日頃の自分の削り方とは随分違うやり方を色々教えていただけました。
いきなり写真は飛びましたが、お玉の中は、彫刻刀を用いて使います。
スゥェーデン製の彫刻刀は初めてでしたが、とっても使いやすかったです。
これも生木だからザクザクいけるとのこと。
楽しい〜欲しい〜!
コーヒー休憩も学生さんがご用意くださりました。
その後も黙々と削り続け、、夕方5時ごろみんな完成!
先生が用意してくださった型をもとに作ったのですが、それぞれに個性のあるスプーンになりました。
どんどんスプーンが乾燥していくので、幅に関しては作っている間にも少し縮むんです。
面白い、、。
リョウブの木ってとっても白くて綺麗。
感動的な生木からのスプーン作り。
そして大人になってから学ぶって楽しい、、!
皆が木を切って斧で作れるかというと、環境、時間、体力的にもなかなかそうはいかないかもしれません。
いい形で自分の教室にも取り入れて、
京都のアトリエでもグリーンウッドワークのこと、山のこと、木の楽しさを、
ちょっとずつ皆さんにお届けしていけたらいいなあと思ってます。
来年もこの養成講座、単発で参加させて頂きたいなあ。
家族とも要相談です。
久津輪先生、加藤先生、お会いした皆様、ありがとうございました。
どこかでまたお会いできますように、、!