京都嵐山 嵐電、嵯峨駅真向かいです。
材はチーク!座面はちょっと明るいグリーン。
シンプルでかっこいい椅子がお迎えいたします。
改装中の店舗兼ご自宅にて、
店主、Mさん親子に初めてお会いしたのは9月だったでしょうか。
そのテーブルの上にあったコーヒー豆の袋を見てびっくり!
「赤い実」という、大阪谷六の自家焙煎屋さん。
「ご縁があって、こちらの豆を使う予定なんです」とのこと。
「赤い実」さんは、私のお世話になっている建築家が、設計されたお店で、
以前私の初代お豆スツールがレンタルされていたことがあったのです。
(と、なかなか遠い話なのですが、、)
でも、京都には馴染みの少ない豆屋さんなので、
偶然、こちらで飲めるとは思ってもいない感動でして。
1回だけですが、数年前にお訪ねしたことがあります。
北欧のヴィンテージの食器の販売、インテリアもコレクションされていて、
店内の雰囲気も素敵でした。
確かお豆もしっかりしていて美味しかったなあ。
美味しいコーヒーをご馳走になりました。
と、言う訳で(前置きが長くなりました、、)、
初対面ですがなんだか親近感が沸いてしまいました。
さばさばした娘Yさんの、
「かわいいカフェというよりは、
おじさんの喫茶店ぽく、飾り気少なく」
というようなイメージをもとに、シンプルでちょとかっこいいデザインにしました。
先に納品した六花は女性らしさ、かわいさというものをイメージしているので、
同じグリーン系統の椅子ですが、雰囲気が違います。
定番のポチテックらしさもつまってるかと。
椅子の製作協力は樹輪舎京都さん、
張りをお願いしたのは、村上椅子さん。
今回バネ入りの椅子になっているのですが、
座面のふちをすっきりさせるのに努力してもらいました。
これが隠れたポイントなのです=
こちらのイメージをきちんと汲み取って、引き出してくださり、
とてもいい雰囲気に仕上がりました!
そうそう、背もたれは曲げ木です=
座り心地、ばっちりです。
こちらの設計をした建築家Tさんのご提案で、
店内もチークがふんだんに使われながらも、
天窓から軽やかな光が入って、明るい雰囲気です。
チークはなかなか贅沢に使えることは少ないので、嬉しいことでした。
cafe RUHE/カフェ・ルーエさん。
もともとは、数十年の間、西京極にあり、
ふんだんに木を使われた重厚な喫茶店だったとか。
オーナーMさんの叔母さんが経営されていたことから、
このたび譲り受けられたそうです。
嵐電嵯峨駅からほんとすぐ。
カンカンという心地よい電車の音とともに、
新たな場所での歴史も刻まれて行く事でしょう。
ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました!
オープンは11月末あたりと考えられているようですが、
またお知らせさせていただきます。
紅葉もこれから本番ですね。
実はあまり堪能したことがないので、今年はルーエさんとともに、
楽しみたく思います。
素敵な秋を。