今年の家族旅行 久多でのんびり。

2012/09/10 by


ちょいと遅い家族揃っての夏休みを頂いてました。
京都市左京区の端っこ、久多。昔昔、私が一夏だけ住んでいた思い出の場所です。

10年前、Jr.という秋田県とラブの間の子の犬の世話をするために、
宮地葉子さんという女性木工家の自邸&アトリエに移り住んでいました。
朝夕それぞれ一時間以上毎日Jr.の散歩すること。それが約束。
そのほかは、アトリエで制作をしてよいのです。
彼女の家は、小川のほとりに建っていて、ずっと水の流れる音が聞こえる、
ほんとにすばらしい場所でした。

村のおじいちゃんおばあちゃんにご挨拶しながらの散歩、
家に帰ってくるころには、帽子にいっぱいのナスやきゅうり、トマトを頂いて!
その野菜たちで朝ご飯。
宮地さんちの井戸水はとっても美味しくて、
ほかに何もない、ことがほんとに贅沢な時間でした。

今思うと、よく真っ暗な山奥に女一人暮らしで、
人気のない山や革へとあちこち歩いていたなと思うのです。
でも、大きくてわんぱくなJr.がいてくれたら全く怖くなかったんですよね。
そして何より村の人々がとっても親切で、
村のソフトボール大会に誘ってくれたり、お祭りに参加したり、
お漬け物や鹿肉を差し入れしてくれたり、
「戸田さん、一年くらい住んでたんじゃないの?」と村の人にも言われるくらい、
一夏だけとは思えない濃さでした。

Jr.はその後宮地さんとアメリカへ移住し、病気のため天国へいったのですが、、
だからよけいに今も久多にいる気持ちがします。
ありがとうJr.。

前回訪れたのは娘が生まれる前だからもう4年以上前。
 
→→
あの時住まわせて頂いた宮地さんのお家は今は違う方が別荘で借りられているので、
今回もお隣の民宿久乃屋さんにお世話になりました。
私たちの久多のお母さんです。
山菜料理、地鳥、熊肉と、豪華なお手製の食事、
家のようなあったかいおもてなし、
みんなで来れてよかった。
ほんとに、ほんとうにありがとうございました。

また寒〜い冬にも行きたいな。

皆さんどうぞお元気で。

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