『京都女子10の手しごと展ー五月礼賛ー』&教室お知らせ

2013/04/30 by

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五月、展覧会と教室が続きます。
まちのありようもひとの懐の深さも「厳しく、また、心地よい」この京都で、
商業的価値観に翻弄されず、
ほんとうにつくりたいものときちんと向き合うクリエーターの作品を、
ジャンルを超えて展示します。
薫風にそよぐ青葉のようにさわやかで、いきいきと輝く、
10組の女性たちの手しごとの「今」を、どうぞご覧下さい。

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『京都女子10の手しごと展ー五月礼賛ー』

■会期:2013年5月22日(水)~5月27日(日)10時~19時
※21日19時~レセプションパーティーをおこないます。

■場所:空・鍵屋/〒605-0074京都市東山区祇園町南側花町570-107
(京阪本線「祇園四条駅」6番出口より徒歩5分)
祇園鍵善良房のカフェ、ZENCAFE真向かい→

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出店作家一覧(50音順)
「Atelier Montauk」坂下智美(バッグ)
「AFLO+」皆川眞弓(アクセサリー)
「AMETSUCHI」芦田尚美(陶磁器)
井上香奈(画)
「カクカメ」亀田美樹(がまぐち)
川尾朋子(書)
「souffle」田中沙由理(料理)
「日菓」杉山早子・内田美奈子(和菓子)
「nuri」福間乃梨子(キャンドル)
「potitek」戸田直美(木工)

アートディレクション&デザイン:株式会社クオリアデザイン事務所
コーディネイト&テキスト:高橋マキ
主催:京都女子10の手しごと展実行委員会

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会期中にポチテック木工教室もします。
展覧会とあわせてご参加くださいませ!

<京都女子10の手しごと ポチテックスプーン教室>
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スプーンの荒堀を素に小刀や豆カンナを用いて整え磨き、最後にくるみオイルを塗って完成させます。
最後にスプーンを使ってみましょう!
・5月22日(水)/デザートスプーンの会
・5月24日(金)/スープスプーンの会
*各回 10時〜12時半/2,000円デザート付き/定員6名/作業のできるかっこうで。
*お申し込み 4月26日(金)より、カラスマ大学より受付開始→
(申し込みには、カラスマ大学への登録が必要です。)

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カラスマ大学は、今回の展覧会をコーディネートしてくださった、
ライターの高橋マキさんが学長を勤めれています。

『京都女子10の手しごと展』のはじまりは、昨年の真夏の京都。
女性情報誌「Hanako」の秋の京都特集内の、
マキさんの企画『京都女子10の手しごと』のコーナーから。
そうしてあたため生まれたのがこの展覧会です。
10人の女性作家の作品たちがぎゅっと詰め込んだ1週間。
どきどき、わくわくお楽しみください。

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最後に、今回の展覧会のテーマとなった与謝野晶子の「五月礼賛」を。

五月礼賛

五月は好い月、花の月、
芽の月、香の月、色の月、
ポプラ、マロニエ、プラタアヌ、
つつじ、芍薬、藤、蘇枋、
リラ、チユウリツプ、罌粟の月、
女の服のかろがろと
薄くなる月、恋の月、
巻冠に矢を背負ひ、
葵をかざす京人が
馬競べする祭月、
巴里の街の少女等が
花の祭に美くしい
貴(あて)な女王を選ぶ月、
わたしのことを云ふならば
シベリアを行き、独逸行き、
君を慕うてはるばると
その巴里(パリイ)まで著いた月、
菖蒲の太刀と幟とで
去年うまれた四男目の
アウギユストをば祝ふ月、
狭い書斎の窓ごしに
明るい空と棕櫚の木が
馬来の島を想はせる
微風(そよかぜ)の月、青い月、
プラチナ色の雲の月、
蜜蜂の月、蝶の月、
蟻も蛾となり、金糸雀(かなりや)も
卵を抱く生の月、
何やら物に誘られる
官能の月、肉の月、
ヴウヴレエ酒の、香料の、
踊の、楽の、歌の月、
わたしを中に万物が
堅く抱きしめ、縺れ合ひ、
呻き、くちづけ、汗をかく
太陽の月、青海の、
森の、公園の、噴水の、
庭の、屋前(テラス)の、離亭(ちん)の月、
やれ来た、五月、麦藁で
細い薄手の硝杯(こつぷ)から
レモン水をば吸ふやうな
あまい眩暈(めまひ)を投げに来た。

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