日菓さんは、京都の重要文化材でもある杉本家さんで、一年を通じて月一回、
和菓子にまつわるあれこれのワークショップをされています。
5月の会で、和菓子を味わう菓子楊枝作りに呼んでいただきました。
この日は汗ばむ陽気。玄関を入ったとたん打ち水がしてあってひんやり。
杉本家さんのお手入れの行き届いたお庭の新緑の美しいことといったら!!
(お庭も国指定名勝だそうです!)
先月の「梅干し展」にて、「京都女子10の手仕事展」でご一緒してから、
実に3年越しにコラボが実現しました。
そして今日は直接日菓さんの会にお呼びいただけてほんと嬉しい。
一年を通しての会だそうで、昔ながらの作りのこのお部屋、
閉め切っても障子一枚ですから、冬は相当寒く気合いがいるとか。
それも四季を味わうということなんですよね。
なので、今日の新緑に庭に生徒さんは感激されていました。
今回はゆったり、3本仕上げていただきます。
日頃は和菓子作りを楽しまれている皆さん、
木工道具は新鮮なようで、もくもくと頑張ってくだりました。
お茶を習われている方も多く、そのよもやま話や、
日菓 内田さんのお話もをつけて、充実の数時間でした。
最後は皆様お待ちかね日菓さんの和菓子。
菓銘は「陰帽子」。
陰法師とは光が当たって物に映っている人の影。
日差しがまぶしいこの時期に。
法師と、新緑を感じる帽子をかけあわせて、、とのこと。
前回も「梅干し」と「梅星」をかけあわせた可愛いお菓子でした。
私は自分の作品名は、「小椅子」とか「スープスプーン」とか、
そのままつけることが多いのですが、
和菓子の世界、特に日菓さんの銘は、くすっと物語を感じますね。
ご馳走さまです!
そして、杉本家の節子さま、ありがとうございました。
町家関連のことでしか存じ上げていなかったのですが、実はだいの愛犬家。
元気なラブちゃん4歳♂にあわせていただきました。
うちのラブ11歳♂はもうすっかり腰が悪くおじいちゃんなので、
ぴょんぴょんしているこの姿が懐かしい、、!
あのお屋敷の庭(土間)をラブちゃんが走り回る姿が意外でありました。
「陰帽子」をお土産に頂きまして、
その夜、娘たちのおやつに見せると大喜び。
「可愛い〜!美味しい〜!」とあっと言う間にパクパク!
「ああ!もったいない!もっと味わって食べなさい!!」
、、なんとか少しわけてもらったのでありました。