クリスマスリースの会の準備レポート @竹中大工道具館 

2015/12/08 by

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今年最後のワークショップは、神戸の竹中大工道具館さんでの、
親子で「木のかけらを愛でるリースの会」。(12月6日に終了しました)
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
教室のレポートの前に、その準備の様子を書かさせていただきます。

竹中大工道具館さんは、消えてゆく大工道具を民族遺産として収集・保存し、
さらに研究・展示を通じて後世に伝えていくことを目的に、
1984年、神戸市中山手に設立されたのが日本で唯一の大工道具の博物館「竹中大工道具館」です。
2014年秋にJR新神戸駅近くの竹中工務店ゆかりの地へ移転されました。
職人の技の粋を集めた、すばらしい建物、収蔵品の数々。
お子さんも是非、皆さんにも足を運んでいただきたい場所です。

その際、関西で活動する木工家の椅子をフロアに並べてくくださることになり、
私も一脚作らせていただきました。(ありがとうございます!)

さてそういうご縁から、
今回、こちらに新設された木工室での教室で、
クリスマスをテーマにしたものをとご依頼いただきました。
去年がツリーだったそうなので、ならば今回はリースにしましょうか、と。
去年定期講座の生徒さんたちと、小さなリースを作ったことや、日頃のぽちブローチ作りから、
小さな木のかけらのそれぞれの表情の面白さを、一つの作品にできたら素敵だなと思っていたので、
「木のかけらを愛でるリースの会」というテーマで制作することにしました。
リース+オーナメント!

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そうして、日頃から可愛いなあ〜と集めておいた、小物を作るときにでたかけらや、家具の端材などや、
さらに庭師の友人たちの協力や、ご近所さんで枝を切っているひとがいたら声をかけて、
京都の木の枝もあれこれ集まりました。
杉、松、楓、つげ、もも、楠、朴、サルスベリ、梅などなど。
その昔、ぽちてっくてんでお世話になった、田中美穂植物店コーヒショップの美穂ちゃんには、
木の実など材料の多大なる協力、アドバイス頂きました。ありがとう!

次は、私の娘&仲良しのBちゃんに、試作してもらい課題を確認。

ホットボンドはこうやって使うよ。気をつけてね。
ふむふむ。そういう感じで作るのか、もっと角をやすってみたらどう?
え?☆の形は必ず必要?ある木っ端組み合わせていけへん?
それはぽちブローチなんだけどつけたいの?
象嵌入った物がほしい?(それは無理)
スプーンのおたまを彫りたい?形だけではだめ?
あのーもっと木の枝のこぎりで切ったらどう?もうしんどい?

彼女たちなりのこだわりは、とっても参考になりました。ありがとね!
ともかく可愛いのできましたよ!(グリーンはつけてませんが)
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試作をもとに、約30組の参加者さんの基本の10数個入りセットを作り、
好きに選んでよい木っ端たちも、カットしたり種類別に用意していきます。
いったいどれくらいあったらいいんでしょう?
余るくらいのほうが、好きなの探しがいあるしなあ。。

はい、大変なんです。
でもこういう準備の時間ってとっても楽しい。
学祭の準備に似ています。(一人でやってるけれど)

つるつるぴかぴかでない、いろんな木の表情。
親子で、感じていただけたらな。
楽しんでもらえるかな。

どきどきわくわく。さあ始まります。

(次回教室編に続く、、、)

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